なんでもかんでもデジタルな時代、いくらクリアで高音質でも本当に欲しい音は味のある音。豊かな雰囲気 アナログ感あふれる業務品質で腰のある音では？ アナログ音のニュアンスをまとめてくれる貴重なミキサー。これまでLIVE、宅録と大活躍のミキサー。
さすがイギリスの業務用 Soundcraft 期待を裏切りません。古い機材ですが基本性能は保ちつつ柔らかで豊かな音質。艶やかさ。スペックや歴史は調べていただけるとわかると思います。
8本のキャノンマイク（ファンタム付き）or +4 LINEフォン。２ch独立のAUX、8チャンネルに100khzハイパスフィルター。一番使えるのが各8チャンネルにMIDのパライコ！周波数を指定して音のニュアンスをコントロール。
AUXにはコンプとマルチエフェクター等をアサインしてどんな収録にも対応可能。おすすめはアナログコンプでボーカルの豊かなニュアンスを艶やかに＋レキシコン系リバーブで世界観をつくる。お好みでアナログならではの音世界を作ってください。
19inchラックに載せるような大きいサイズですが、現場での視認性、操作性に優れ一目で設定がわかる！直感的にすぐ操作できるのもミキサーとしては大事かと思います。

＜懸念点＞専用ACアダプタが断線気味で絶縁テープで補強しています。何も問題ないのでまだまだ使えるとおもわれます。
「ガリ」ほとんどありませんがヘッドホン端子はつまみを動かすと時に少し出ます。他は確認しましたが問題ないようですが、古い機材でもありますので現状でお願いします。

PA、ミキサー環境もフルデジタル化で高音質路線の今、あえてアナログ環境を活用して豊かで太い音を探している方におすすめです。どなたかご活用してくださると幸いです！（2022年 2月 17日 9時 16分 追加）--------------------------------------------------------
＜追記事項・業務用の便利な機能＞
・chそれぞれにPANツマミが付いている → chごとに音の左右の定位を設定できる（ボーカル3人いたら声の位置を自由に変えられMIXのステレオ感の調整が簡単）
・chそれぞれにPFLボタン装備 → chごとに音を出さなくても音量がLEDで表示され入力や音量確認ができる
・基準音1kHzの発信ボタンが付いてる → まわりのエフェクターやモニター等の接続確認やレベル調整が楽！
・メインMIXと独立したモニターOUTがあり音量も調節できる → 演奏者への返しモニターに便利
・独立したTAPEインとMIXインサート、TAPEインは音量が調整できる → 外部の機材や録音機材の音をMIXに追加できる
・ステレオ入力が２系統（ch9-10と11-12） → PAN調整もできて便利
・3Kg程度で本体が薄いので持ち運びが楽 本体上部が取ってになってます。移動が多い方はUラックに固定してもいいかもです。
という便利な機能がついています。１番の利点はMIDのパラメトリックイコライザ！ボーカル等のニュアンスをすぐ調整できます。
参考にしていただけると幸いです。